感動の完結!ヒロイン育成ラブコメ
目次
1.この本の概要とあらすじ
主人公・安芸倫也が偶然坂の上で出会った同級生の加藤恵をメインヒロインとして最高のギャルゲーを作るために、これといった特徴が無く、印象が薄い加藤恵を「誰もがキュンキュンするような最高のメインヒロインにする!」というのが本作の主軸です。
書籍は本編1~13巻と番外編となるガールズ・サイド(GS)1~3巻、ファンディスク(FD)1~2巻の計18巻で完結となっています。引き際、終わり方ともに最高で、物語をずるずる引きのばすこともなく、伏線を回収しきれず残すこともなく、満足して終わりを迎えられる数少ない(※個人的な見解です)ライトノベルです。
倫也は同人サークルを立ち上げ、メンバー同士合わないスケジュール、予算の捻出、いつも喧嘩する原画担当の澤村・スペンサー・英梨々とシナリオ担当の霞ヶ丘詩羽(たいていの場合喧嘩の原因は男(倫也)の取り合い)などに苦労しながらもサークル名を「blessing software」に決め、ゲーム制作に励んでいきます。
2.この本の魅力
この作品はメタネタがとても多いです。原作本では「今まで半分の巻にしか登場のしたことのない」に「普段から存在感が薄い」とルビが振られていたり、「参考文献の補足資料(ファンディスクとガールズサイド)も併せてよろしく」とさらっと宣伝されていたり。
テレビアニメでも英梨々が「いまさら存在感をアピールしようとしたって遅いわよ!もう最終回のCパートなのに!」と言うシーンがあったり、さらに劇場版fine(フィーネ)では、ラストカットに声優さんたちが「お疲れ様~」と言い合うボイスが収録されていたりと隙あらばメタネタを入れてきます。まぁ、特に劇場版は感動する内容に、最高のエンドだったので、そのラストカットのボイスにすら感動を覚えましたが(笑)。まだ見てない人はぜひ見てみてください。
3.冴えカノのその後~冴えない彼女の育て方After~
劇場版の入場者特典として「冴えない彼女の育て方After」が配布されました。そこには冴えない彼女の育て方のその後が描かれています。
1年後~One Years Later~
倫也が一浪の末、恵と同じ不死川大学に進学することが決まる。
2年後~Two Years Later~
倫也や恵、英梨々の成人式
3年後~Three Years Later~
詩羽、英梨々の回
4年後~Four Years Later~
icy tailボーカルにして、倫也のイトコの美智留のお話。
5年後~Five Years Later~
blessing softwareを法人化。倫也は大学4年生にして社長となる。
6年後~Six Years Later~
倫也が恵にプロポーズする。劇場版のエピローグはこの数日後のこと。恵が指輪していたのに気づいたかな・・・・・・?
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