最強の騎士は最強の姫の護衛兼先生!?
アルタ・シュヴァイツは伝説の《剣聖》の生まれ変わりであり、歴代最年少の騎士。
今世は早々に前線から退きたいアルタだったが、次期国王との呼び声が高い《剣聖姫》の少女イリス・ラインフェルの護衛任務に就くことに。
表向きは学園の講師として派遣されたアルタだが……「私と本気で戦ってください」護るはずのイリスから突然戦いを挑まれて!?
イリスに力を示したアルタは教えを授けることになるが、その裏では彼女を狙う闇が動き出し――?
王国最強の騎士であるアルタ・シュヴァイツは、最強の剣士で”剣聖”とも呼ばれたラウル・イザルフの生まれ変わりですので、その実力は同等、圧倒的な力を以て敵を斬り伏せていきますが、将来楽をすることばかり考え、金にがめつい。最強騎士のイメージとはほど遠く、何をするにも特別報酬を目当てにしています。
次期国王と目される”剣聖姫”イリス嬢が暗殺組織に狙われているということで、彼女に護衛をつけたいとの方針であったが、イリス自身が強く、自分より弱い人に守られつもりはないと護衛を断固拒否。そこで騎士団長は王国最強の騎士アルタに、表向き講師としてイリスの護衛のために学園に行かせるという話から始まります。
アルタは学園に出向いたものの、イリスは守られることを拒否。その理由を知ったアルタはイリスに剣を教えるとともに、その一環として護衛とは正反対の行動ではあるが、イリスに敵と戦わせます。
アルタとイリスに次々と襲いかかる敵を、講師と生徒が協力して解決していくという、結果護衛要素のほぼない物語となっています!(笑)
なろうらしい作品で個人的にはいいと思います。若干の情報不足(感情移入のしづらさ)は否めませんが、始まったばかりの本ですので、今後に期待ですね。
戦闘シーンは多めで、剣と魔法を掛け合わせた戦闘描写はとてもわかりやすいです。最強の先生と最強の生徒という設定は、ライトノベルでは少ないですが、とても面白いジャンルです。
2021年3月7日現在小説家になろうに掲載されていますので、そちらで読むのがおすすめです。書き下ろし小説やイラストのほしい方は書籍を購入してもいいかと思います。また、剣と魔法の戦闘、転生、生徒と教師という内容でしたら以下の本もおすすめです。
ソードアート・オンライン
七つの魔剣が支配する
魔王学院の不適合者
ロクでなし魔術講師と禁忌教典
生まれ変わった《剣聖》は楽をしたい (syosetu.com)