クリアするまで脱出不可能、ゲームオーバーは本当の“死”を意味する──。謎の次世代MMO『ソードアート・オンライン(SAO)』の“真実”を知らずログインした約一万人のユーザーと共に、その過酷なデスバトルは幕を開けた。
王道のバトルファンタジー系小説です。プレイヤーが現実から切り離され、完全にVRの世界に入れる”フルダイブ”技術を利用した、フルダイブ型VRMMORPG(バーチャルリアリティ・大規模ネットワーク・ロールプレイングゲーム)”ソードアート・オンライン(SAO)”を舞台にしたストーリーです。
ゲーム内での死(ゲームオーバー)=現実での死
”これはゲームであっても遊びではない”というゲーム開発者の言葉通りのデスゲーム。現実に生還するための条件はゲームクリア。100層ある城を1層ごとにボスモンスターを倒しながら攻略しなければなりません。
主人公キリトは、ゲームを最前線で攻略する者、通称”攻略組”のトッププレイヤーとして最前線で戦い、ゲームクリアを目指しています。その中で、ゲーム内で殺人を働く者”レッドプレイヤー”と戦ったり、恋をしたり、釣りをしたりとデスゲームでもつらいことだけでなく、楽しいことも経験し、閉鎖的な主人公が変わっていくそんな物語です。
ソードアートというだけあり、剣の戦いが主となっています。ソード・スキルという必殺技もあり、多岐にわたる戦闘を緻密に描いています。物語の展開の早さも魅力的で、一度読み始めると止まりません。また、今紹介したのは”アインクラッド編”で、メインヒロインはアスナですが、この後の”フェアリィ・ダンス編”ではメインヒロインが妹のリーファ(桐ヶ谷直葉)になります。SAOから引き継いだ異常高値なステータスをフルに使って、敵を蹂躙していく様は、まさに最強チート系主人公です。ここまでがアニメ1期で放送されています。(2012)
続く”ファントム・バレット編”ではメインヒロインがシノンになります。SAOの殺人ギルド「ラフィン・コフィン(ラフコフ)」のメンバーが、仮想世界内で殺人を企てます。総務省の役人菊岡誠二郎に請われて、その謎を解くためにキリトは謎のVRMMORPG”ガンゲイル・オンライン”にログインします。ステータスは最低のはずなのに、持ち前のプレイヤースキルとセンスで敵をなぎ倒すキリトとそれすらとも互角に戦うラフコフメンバー。どう決着がつくのかそこが見所です。”ファントム・バレット編”はサイドストーリー「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」の原点となる話で、ストーリー、メインヒロインともに人気が高いです。
”キャリバー編”は、平和的です。みんなでクエストを受けて伝説の武器をゲット!みたいなストーリーです。
ALOでキリトが目をつけていたレジェンダリィウェポン”エクスキャリバー”が他プレイヤーに見つかったというニュースを直葉に見せられ、キリト一行は急遽ダンジョン攻略に乗り出す!
”マザーズ・ロザリオ編”では主人公がアスナに、メインヒロインがユウキになります。キリトよりも強く”絶剣”異名を持つユウキ。その彼女の秘密とは...。ここまでがアニメ2期です。(2014)
アリシゼーション編”は長編ストリーで、最新の仮想世界”アンダーワールド”から脱出すべく戦うキリトと、キリトを探し、そして守るべく”オーシャン・タートル”に乗り込みむアスナ。現実と仮想世界での話が同時に進んでいきます。しかし、事態はNSAや民間軍隊、自衛隊が絡み、”アンダーワールド”で大きな戦争が...。全キャラクター集合の超豪華ストーリー。読者からの人気も根強いです。
「この儚い世界を夜空のように優しく包んで…」
”アリシゼーション編”は感動ポイントであふれています。上の言葉はその象徴ともいえるでしょう。読めばわかります!!というより、ここまで18巻は絶対に読むべきです。ここまでがアニメ3期です(2018~2020)
進むごとに、世界観も大きく変わり、飽きることがありません。
キリトも中性的な感じでかっこいいですよ。
累計発行部数は「とある魔術の禁書目録」に次ぐ2位!
筆者がおすすめするライトノベルNo.1です。
サイドストーリーとして「ソードアート・オンライン プログレッシブ」が刊行されています。アインクラッドの攻略を一から詳細に描いています。アニメ1期2話もこのプログレッシブ編からきています。「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」トは違い、原作の川原礫さんが書いています。主人公はキリトですが、キリト視点のときとアスナの視点のときがあり、本編とは違った面白さがあります。
そして2021年にプログレッシブ編の映画公開も決定されています!
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